昆虫の写真付ブログ

2月最後の日。まだマイナス20度でも驚かないような季節だが、日差は明らかに春に近づいている。これからどんどんと陽が長くなっていく。とくに夕暮れはかなり遅くなった。そして気温の問題だけでなく、マイペットのマイマイカブリやクワガタもゴソゴソと動く日が多くなった。その反面、様々な越冬の目覚めを気にしなければならない季節でもある。

昨日までは体がしんどかった。することもできずにパソコンのファイルを整理していたところ、セイボウの写真が出てきた。加工してあるので何かに使ったものかも知れないが、記憶がないことと自分が撮影した写真に違いないことと、本ブログでは使われていないということで掲載。実に美しいハチ。セイボウは面白い同定の方法がまかり通っておりヨツバ、イツツバ、ムツバと腹部末端の鋸歯状突起を数える。

ところで語呂合わせ的に言うと「2月は逃げる」。しかし、今年は1日だけセーブできる閏年であって、今日という29日が存在する。たった1日だがこの1日に救われる気持ちになる人も居るかと思う。自分はといえば昨日とはうってかわって体調が良い。この1日こそは、前から気にしている棚の整理をしようと思い立った。きっと色んなものが出てくるに違いない。

その棚を整理するには、手間にあるソファを移動させなければならない。しかし、もう要らなくなっているとも言えるそのソファ。「整理の極意は要らないものを捨てること」。ここは2階なので階段を回るのも面倒だと思い、元気の体力にまかせて窓から放り投げた。手から離れた瞬間、実に気持ちが良かった。もとより今冬の庭にはたっぷりの雪があるので、鈍い音などせずまったく無傷でソファは雪に埋もれた。いよいよ整理する棚からはセイボウの標本などが出てきそうな気がする。