広角マクロは虫の目が代表?

【すみません、この記事はコチラに引っ越ししました】

『材中より割り出したアカアシクワガタ』

『固い材に蛹室っぽい場所だったので新成虫と思しき♀』

広角な写真が好評のようですので、『ワイドマクロ』と呼んでいる写真を2枚追加します。主役はアカアシクワガタの♀です。2枚のうち一方はフォーサーズ既製品の8mmで[35mm換算16mm]、もう一方は独自のレンズシステムで撮影しています。

そもそも『広角マクロ』という表現が適当かどうかは判りませんが、「単なる広角ではなく加えてマクロ撮影が可能なシステム」は非常に限られているというか、一般では手に入りにくいものかも知れません。中には素晴らしいシステムを自作している方も多いので、興味のある方は「虫の目レンズ」とインターネットで検索すれば沢山ヒットしますので研究してみてください。

ところで、以前よりマクロという言葉自体の定義も曖昧な気がしています。通常のマクロということなら、昔で言う“フィルム等倍”くらいが気分的にフィットします。品名に「マクロ」と謳っていても等倍すら撮れないものをマクロレンズと呼ぶには抵抗があります。しかし、広角マクロとなるとハードルが高くなりそうなので“フィルム0.5倍”くらいでどうでしょう。この倍率は、実際の写りはともかくとしてシステム的な最大値という意味です。かたや広角の方は、ぼかしの程度こそあれ「背景を大きく写し込むこと」と位置づけます。もちろん主役があってこその、その背景ということになります。

アップした2枚の写真を見ていると、クワガタくらいに大きい被写体なら虫の目レンズなんか要らないのかも知れません。ところが、10mmを切るような被写体なら普通の広角レンズではいくら近づけても主役にクローズアップできなくなります。もっとも、大きな被写体でも「背景が生き生きした広角感は、適度であれば心地良い」と感じる今日この頃。近づくのが楽しい『広角マクロ』は、ちょっとばっかしの流行を得るように感じています。実際には対角180度やフィッシュアイと呼ばれる類になりますから、広角すぎて自分の影や靴を撮影しながらの試行錯誤になるでしょうか。

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