寒暖の差に負けないマグソコガネ

【すみません、この記事はコチラに引っ越ししました】
体長約6mm。小さな昆虫を撮影するカメラと専用撮影台が欲しい
昨日は夜になってから気温が上がり、異例の10℃まで上昇。雨でも降るのかと思いきや朝起きたら霜で0℃。このパタンでは今日の天気はスカっ晴れ。夜間にも寒暖の差が激しいとなると夜行性の昆虫もアタフタしていることでしょう。

午後、[ナミ]マグソコガネが飛翔していた。たまたまビーティングネット(玉枠改)を持っていたので、未確認飛行物体を掬ってみたら本種が入っていた。晴れてたものの気温は10℃を超えない程度。ハエくらいしか飛んでおらず、多くの甲虫は越冬状態の時期になっているので、マグソの越冬は“寝るも起きるも簡便”であることを推察。ただ、本種は春一番より春二番の方が多くの個体を見かける気がするので、今頃飛び回っているのは冬場に死んでしまうグループなのか。。。

そこで、放置気味なフントラップを見に行くと、少ないながら本種の姿があった。オオマグソコガネやコマグソコガネは居なかった。そして1晩の洗浄後、紋型と黒型のバージョンを撮影してみたが、、、うむ、このあとすぐに死んでしまいそうには見えませんね。。。各部位を見ても非常に新鮮な個体に見える。

一昨年だか、雪が降った朝に牛糞と馬糞を見て回ったが、ダイコク系やセンチ系はほぼアウトだったにもかかわらず、[ナミ]マグソコガネとツノコガネは比較的元気だったことを思い出した。その時も掘り出しによってダイコクコガネやオオセンチを得たが、季節的な特筆すべき発生や現象などは見られず、「11月は採集に不適」というのがまったくの印象だった。それは「フンチュウだけなら、道南は10月中まで道北は9月中まで」というスケジュールが固まった出来事。
そういえば、色んな甲虫といっしょに混ぜて冷蔵したあと取り出すと、いちばん最初に動き出すような記憶がある。低温からの復活が早い印象のマグソコガネ。

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