ミヤマカラスアゲハ[デザイン]

【すみません、この記事はコチラに引っ越ししました】

ミヤマカラスアゲハ[主に左半分を複写して右半分にしつらえた]

チョウを趣味としない人から見ても、人気ナンバーワンのミヤマカラスアゲハ。そして、チョウを趣味とする人からもキレイな個体は珍重される。もっとも、マニアックキレイな個体は、そう簡単に得られるものではないが、北海道産の特に道東の春型にはキレイな個体が多い。一般的な表現では寒冷地ほどキレイな個体が多いとも言える。また、飼育により様々に誇張された変異を作出することが出来るので、大量に飼育する人も多い。

ところで、“春型”とは言うが昔は寒冷地では年に1回しか発生しないことが多かった。比較される表現は夏型になるが、夏型は大型化する。昔話のようだが、寒冷地では稀に出る夏型をわざわざ狙ったこともあった。しかし、ここ数年は夏型の出現率が高い。簡単には言えないが、地球温暖化現象のひとつと言わざるを得ない。

写真の♂は、今年採集した中ではもっともキレイだった個体。やはり春型。野外品にしてみればまぁまぁのレベルと思うのだが、世の中にはもっとスゴイのもあるので自慢にはならない。本2011年は、寒冷地にあっても夏に多くの個体を見たが、まともな採集は出来なかった。

残念なことに本個体には少々の難があった。そこで、ギフチョウやウスバキチョウしかなかったオリジナルグッズに向けてデザイン化してみた。学術的には御法度なのだが、利用方法というか用途を考えて仕方なくこうなった。仕上がりを予定して青味が強調され、画像ファイルの種類もいつもはjpgだが今回はpngでアップロードしている。

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