アケビコノハの羽化

羽化直のアケビコノハ
9月26日に蛹化したと思われ、譲り受けて管理していたアケビコノハ。「ちゃんと年内に羽化するのか」と心配もしたが、きっちり出てきた。寒い屋内にて2日ほど前からガサガサと蛹の動きが活発になったと思えば、本日2011年10月23日に羽化。野外なら数日遅れくらいだったろうか。糖蜜トラップの気運向上。ちょうどブドウもあまってることだし、気温なんか気にしない。

しかし今日みたいな日に羽化してくるとは興味深い。実は奇遇なことに、譲ってくださった方とは本日お昼頃に偶然遭遇。しかも約1ヶ月ぶりの遭遇なんですけど。。。そして、それから家に帰って一息入れていると巣からポンと飛び出したのだから、これも一種の“虫の知らせ”か。15:10頃から3分ほど待機態勢、約15分で伸びきり約30分で羽化は終了。写真のように蝶類と似た感じで羽化が完了かと思いきや、約45分経過後には瞬間的に屋根型にチェンジ。とりあえず冷蔵庫へ。とにかく、不全なく羽化してくれたことに感謝。嬉しい。
15:15 青い光が魅力的だがフラッシュを使うと不自然

15:23 かなり伸びて来ました

16:01 伸びて約10分後、屋根型フォーメーションになった

翅表において、前翅は枯葉のようだがに後翅に鮮やかな色彩を持つシタバガ。ただ裏面は枯葉模様はほとんどなく写真の通りほとんどが鮮やかな黄色。実はこの鮮やかな色彩も意外な保護色になっているようで、シラカバなどの紅葉の黄色にそっくり。羽化をまじまじと見ていましたが、ムクゲコノハにウリふたつと感じた。

前翅のコケが付いたような変異も好きなタイプだったので、標本にするのも楽しみです。Tさん、ありがとうございました。次はヒメアケビコノハをお願いします。。。って、それには無理がある北海道ローカルなブログ。ところがひつこく、キマエコノハはシンジュキノカワガより好きかも。

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