キララキシタバ?
【すみません、この記事はコチラに引っ越ししました】
コメントでキララキシタバの話が出てきたので見切り発車します。まずは、「私自身が記載も報文も読んでいない門外漢で、新しい学研の図鑑さえ買えていない」ことをお詫びしつつ。恥ずかしながら『これがキララキシタバですよね?』という主旨をタイトルに現し写真をアップします。
鮮度も悪くてすみません。知人に送るつもりで採集した一部を、ちょっと自分で展翅してみただけのコレクションです。何か少しでも知識が増えればと思います。
写真的にも展翅中のものしか見あたらなかったので、見づらくてすみません。上がキララキシタバで、下が学名を奪われたワモンキシタバと思います。2頭は同所的に得られた野外採集品です。それと、大胆にもコメントした内容の抜粋を写真の下に置きますので、ご指摘をよろしくお願いします。
ところで、道民にとってキララとはお米の名前なのですが、そのお米のそもそもも公募で選ばれた名前ということなので、鱗翅目としての本種につけたれた“キララキシタバ”の和名の由来を知ることを楽しみにしています。とにかくお米と混同してしまいます。
そんな疑問を一気に教わるも良し。長く不思議に思い続けるのも良しですが、今のところは「面白い和名だなぁ」と思っています。
ちなみに、今年の日誌には7月19日に「キララ見始め」と初見を書き記し、本格的発生はその5日くらい後であったように記録してあります。去年2010年は7月20-22日に最も数が多かったように記しています。鮮度的にも去年の方が早かったことが判ります。ただ、同定が曖昧ではこれらは無効ですので、日誌にはそれがあとからでも区別できるように特記してあります。
【こちらから抜粋】キララキシタバは2009年12月に記載された新種ですよね。新しい学研の図鑑には出ているのでしょうが、私はお金が無くて買えてませんので早くお金を貯めようという現状です。そもそも最初の記載文や関連の報文もまったく読めていません。
ただ、聞くところによると「主に道東に分布」と記述があるようですが、去年2010に上川、旭川から占冠にかけて、沢山の数ではないですが特に違和感なく観察ないし採集しています。思い起こせば、もっと以前にも見ています。そしていよいよ頑張ってみようかという今年だったのですが、少ししか頑張れませんでしたので大したことは言えませんが、話題性として思い出す事実のみをば書いています。
上川管内では、全体的にはワモンキシタバの方が多いようですが、場所によってはキララキシタバばかりの場所もあります。我が家から最寄りのポイントでは全体的な数こそ少ないですが、キララキシタバの方が優勢。また2種は同所的に同じ樹液で採集されます。変異も特に同所的なワモンキシタバでは、黒化が北海道特有の最たるものに見え、キララとはあえて別の変異を呈しているようにも見えます。後翅はもちろん、前翅までワモンの方が地味に見えます。発生はキララの方が少し早いようにも思いますが、これはまだまだ感覚以下の域です。とにかく、綺麗なカトカラですね翅形も全体的にも何だかきらびやかですね。なので別種も頷けるところです。。。
とここまで書いて置いて、正確な同定方を知らないというお粗末さを白状します。でも、たぶん間違いないということで少しの標本は管理していますのでまた写真をアップして語り合いましょう。近年の採集品は変異を見て貰いたく知り合いの蛾屋さんにお渡ししましたが、なかなか良い種群に思えたので個人的にも気になっているところです【こちらから抜粋】。