マルツヤマグソコガネ

【すみません、この記事はコチラに引っ越ししました】

北海道はもうかなり寒い。コンビニに用事があったので、つもりは無かったのだが、ついでにPTを見に行った。PTとはピットフォールトラップの略で、とにかく都合の良い“落とし穴”を作っておいて歩行中の虫を捕まえるという、トラップ採集の代名詞。

寒さが続いたせいで、もうオオルリオサムシは落ちない。いよいよ終わり。どこか暖かい土の中に潜ってしまった。同系統の大型と言えばエゾマイマイカブリだが、それももうほぼ居ない。辛うじてセンチコガネが大型甲虫の収穫。夜中の林道は零下4℃で、PTのエサが氷っていたんだから参ってしまう。それでもPTには100頭以上の昆虫がトラップされているわけで、名残を惜しむ採集としては味わいがある。

この日の様子は、ほぼ終齢と思われるハネカクシの幼虫が最も多く、次に多いのは小型で黒色の私には同定できなさそうなゴミムシいろいろ。そういえば名物のカエルも。。。残念ながら、お目当てのエンマムシや中型ガムシは皆無。小型の2mmくらいのガムシは居たような気がするが手に負えない。
マルツヤマグソコガネ[前脚の蹴爪は♂と思うが、細かくてよく見えない]

クビアカツヤゴモクムシ[良くわからないが眼が♂っぽい]

それらに混じって、マルツヤマグソコガネとクビアカツヤゴモクムシが落ちた。しめしめとばかりに回収。ピンセットを忘れたため割り箸で摘んで昆虫ボトルに入れ[毒ナシ]、家に持ち帰ってしばらく眺める。後者は綺麗な色彩で私の好みですが、マニアに言わせると絶対的に前者の方が良い。しかしまぁ遅い季節まで活動しているもんです。マルツヤマグソコガネは春に数が増すようですが、どんなサイクルなのかに興味が沸く。

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