シロトラカミキリが白くなった



シロトラカミキリを捕まえて標本にしたら、黄色いシロトラカミキリは見事な白いシロトラカミキリに変身した。亜硫酸ガスを使ったが因果関係は不明。これはシロスジカミキリの場合と同じ現象で、ほかでも試したくなってくる。ただ、いろいろやるつもりで沢山採集しようとしたが、普通種と言われながら1頭しか採れないヘタレな私であった。ちなみにシロスジカミキリの方は薬品を使わすとも白くなった。

そうえいばシロスジカミキリとは、本邦最大のバトケラで良いのでしょうか? バトケラとはBatocera 属のことで、カミキリの中で目立つグループのため、しばしばその愛称が使われる。昆虫展とか図鑑でお馴染みの、あのひげの長い胴体の太いカミキリなどが代表格だが、バトケラを稀にでなく“バケトラ”と間違って言う人がいるのは、語呂のせいかそれとも寅カミキリの影響だろうか。

そんなことはさておき、まんまと白くなったシロトラカミキリは、展足中のケースの上から撮影したためあまり上手く撮れていない。しかも、後脚が1本外れて情けない状況。それでも、眼の悪い私にとっては毛深い感じが良く判ったので有益だった。本筋としては、黄色いままの標本を残せるのかを検証してみないといけない。気になったら気になる。

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