キバチ比較写真

【すみません、この記事はコチラに引っ越ししました】

思い立って家の前の伐採地を見に行った。陽が長い季節とはいえ夕方の時間なので、酔狂な行動とは思われたが、近くに観察フィールドがあることを活かさない手はない。そして運良く、産卵中の♀を見つけることができた。こんな時間にまで産卵行動をとっていることにも驚いたが、やはり同時に並べての比較写真が心地良い。

左端は先日喜んでいた♂[20mm]。右端が採って来たばかりの納得できるサイズの♀[36mm]。そして中に鎮座しているのが、今回の気になる巨大♀[42mm]。なんちゅうドデカ、ド級、ド迫力。そして♂の小さいこと小さいこと。後脚はカッコ良いけど。。。

さてさて斑紋はおいといて、符節のバランスや尾端の形状等に若干の違いはあれど、それはサイズ的な変異の範疇のようである。そしてあらためて「トドマツノキバチは良い虫だ」と思い直した。とにかく迫力のある虫に出会えてラッキー。よしっ。こんなデカいキバチが居るんだな「もっとデカいのを探そう」という気にさせられた。集虫!



余談だが、写真でお判りの通り、さっき採集した個体は前脚が脛節途中で破折していた。そこで、えいやと産卵管を無理に抜こうとしたのだが、やはり失敗。なるべく真っ直ぐゆっくり引っ張ったつもりでも、大方の予想どおり産卵管は途中で切れ木の中に残ってしまった。キバチらしいといえばキバチらしいのですが、完品を得たい場合は要注意。

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